T度

内痔核のT度は、最も初期的な症状です。基本的にはここから内痔核は始まりますが、最も発症の発覚が難しいのもこの時期です。なぜなら、T度の状態ではほとんど痛みを伴わず、そのために発見が遅れてしまいがちなのです。自覚症状というのは、患者本人にとって発症を理解するための重要な手がかりです。様々な疾患共通の大きな手がかりと言える痛みを伴わないとなると、やはり発症の自覚も難しいのです。

T度の状態で最も重要となるのは、発症時の血便です。痛みがないため気付きにくいT度の状況だと、これ以外に自覚症状としての手がかりは無いのです。しかしながら、排便後はほとんどの方がそのまま便を流してしまうため、やはり血便が出ても、血便が出ていること自体に気付きにくいというのも事実です。こればかりは、排便後に便を見るかどうか、人によるとしか言えません。トイレットペーパーに付着した血液に気付くかどうかもポイントです。

人によっては、例えば排便時など、T度でも微かな痛みを伴うということもあるようです。また痛みを伴わないまでも、なんとなく違和感がある、と発症に気付くケースも無くはありません。これに関しては稀な例ですし、誰もがそうであるとは言えませんが、神経の鋭い方ならば排便時の出血以外で気付くこともあるかもしれません。もしそうであれば、早めの受診をオススメします。

T度の状態は痛みを伴わないため発症を自覚しにくいですが、血便に気付いたら早めの診察を心がけましょう。



いぼ痔の進行度